おもしろ無線(アクションバンド受信)とは

 アクションバンド受信とは、警察無線、消防救急無線等を初めとした、官公庁若しくは企業向けに割り当てられた周波数における交信を傍受するもので、特定の対象に対して盗聴器を仕掛け、電話等を盗聴する盗聴行為とは異なるものです。よく、そういった行為は法に触れるのではないかとの御指摘を頂きますが、法律上は”特定の相手方対して行なわれる無線通信を傍受してその存在若しくは内容を漏らし、またこれを窃用してはならない”とあり、受信自体には規制はかかっていません。(むしろこれらの行為に規制のかかる事自体が問題なのですが)

 つまり、テレビやラジオなどその他の電波メディアと同じく無線傍受を楽しむ事をアクションバンド受信と読んでいるわけです。これとは別に、海外の短波放送や国内の遠距離のラジオ放送、または、アマチュア無線家の交信を傍受するBCL(BroadCasting Listener),SWL(ShortWave Listener)なるやや高尚な趣味も存在しますが、他に専門ページも御座いますことでしょうし、ここでは扱いません。

 日本では、趣味としてみれば非常にマイナーなのですが、諸外国ではボランティアの観点からそれらを聞くということもわが国におけるそれより一般的であるようです。近年大きな災害もありましたが、それらにおいても決して無駄にはならないと確信しています。携帯電話、PHS等電波を利用したメディアが益々身近になる昨今、それら新しいメディアを理解するうえでも、そのアプローチとなれば幸いです。


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